HOPE International Development Agency Japan カンボジアで支援活動!

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ホープが主催するスタディツアーへ今年も3名の社員が参加し、ホープの支援を学んだり、支援活動の手伝いを行ってきました!

2013年8月21日(水)~8月30日(金)の10日間、カンボジアのポーサット地方は他の地方に滞在しました。
ポーサット地方は、他の地域と比べて開発が遅れている地域です。清潔な水が手に入らないため、汚水を利用せざるをえない人々はコレラ、腸チフス、赤痢やポリオなどの病気が広まる環境にさらされることとなります。ホープは、井戸の建設による清潔な水の供給や、健康・衛生教育を行っています。

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私たちは、井戸仕上げ作業のお手伝いしました。セメント、砂、水を混ぜてコンクリートを作り、井戸の周りを固めます。工具用の機械がないので、全て人の手により作業を行いました。井戸が壊れても現地の人々で修理できるように、その土地の材料を使い、井戸を建設します。井戸を持つ家庭と持たない家庭を訪問しましたが、その生活の違いに、改めてショックを受けました。井戸があると、畑で農作物を育てることができ、それを売ることで現金収入が得られ、その資金で新たな商売を始めたり、家を大きくするなどの夢や希望が生まれます。彼らの表情は自然と生命力あるものに変わり、笑顔の絶えない家庭となります。一方、井戸がないと、畑をもつどころか食べ物さえ十分に摂ることができず、日雇い労働などで現金収入も不安定なため、将来に対する夢や希望をもつこともできない。先行きの見えない将来への不安から必然的に彼らの表情からは笑顔が消えてしまいます。
今回のツアーに参加して、生活の中に井戸があることの偉大さを、身をもって痛感しました。
井戸は1基およそ12万円で建設できるといいます。1基の井戸は5~6家族が共有して使用するそうです。1基の井戸が救う人の数は非常に多いことが分かります。この海外ボランティアプログラムに参加したことで、大きな変化を起こすことは出来ないかもしれません。けれど、このプログラムでの経験を1人でも多くの人に知ってもらい、1人でも多くの貧しい人々の生活を改善できるよう、自分たちに出来ることからやっていこうと思いました。